|
SOUND OF SCIENCE(サウンド・オブ・サイエンス)は、1986年にアルファレコードから発売された佐藤博のソロアルバム。 == 解説 == *本作は、制作に7か月を費やした。 *また、予定では「ひとり多重録音」で制作される予定ではあったが、最終的にはゲストも増えている〔『キーボード・マガジン』1986年8月号〕。 *そんな中での鈴木賢司、Kenji Jammerの起用は、「彼が僕の作品の中でどういうプレイをしてくれるのかっていうのが、僕自身予想がつかない。そういう人とやってみたいっていう気持ちがあった」と述べている。 *本作のコンセプトとして、佐藤自身、(バッハやドビュッシーを例に挙げ、)100年単位というスパンでも色褪せない音楽を長い目で見て、時間が褪せても色褪せない音楽を作っていくというのが理想であり、イメージ的には将来スペース・コロニーとかそういうものが現実化して、一般の人間がそこで生活するようになった時に、聴きたいような音楽を作りたかったと取材にて語っている〔。 *制作途中から加わったサンプラーアカイS900がお気に入りで、サンプラーとして実験的に多用されている〔。 *また、曲作りに関しても譜面でかかないで、テープ・レコーダー代わりにLinnDrum社製のLinn9000にて制作されている事が特徴である〔。 *シーケンサーが発達途中の制作環境の中で、コンピューターの精度で心配な部分があるものの、いずれはライブでもシーケンサーを多用していきたいと述懐している。 *また、佐藤博作曲のシングルカットされた「MYSTERY ZONE」(本作の先行シングル「宇宙のエトランゼ」のB面に収録された、本作収録の「Borderland」に日本語詞をつけた「Mystery Zone」の歌詞違い)を取り上げた杏里にも時間が許せば、コーラスで参加して貰いたかったと述懐している〔『キーボードランド』1986年7月号〕。 *佐藤自身、本作の希望として、やはり歌を一番聴いてほしいですね。サウンドっていうのはあくまでも歌をどう盛りたてるかっていうものだと思っているし、サウンドがいくら決まってても歌がキマらなけりゃ聴かせたくないですから。歌に一番神経を使ってますね。それ以外だと、ボビー、鳥山君、矢壁君、賢司君、EVEだとか、僕が作ったキャンバスの上でどう動いているか、サウンドのトータルにそういう面白さが出てればいいんじゃないか、と語っている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SOUND OF SCIENCE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|